世界に広宣流布していくということ。〔#196〕

世界の創価学会
画像:世界青年部総会/SOKAnetより



子が親と同じことをしている。
Children following their parents’ lead and

後輩が先輩と同じことを言っている。
younger members repeating the words of older members may,

それは一面では、すばらしい後継の姿かもしれない。

from one perspective, seem like a fine example of inheriting tradition. 

また、仏法と信心の根本精神は、永遠に普遍であることはいうまでもない。
And it is, of course, true that the fundamental spirit of Nichiren Buddhism and of faith in the Mystic Law is eternal and unchanging.

***



そのうえで、時代は刻々と動いている。
The times, however, are constantly changing.

社会は激動を続けている。
Society is in a state of rapid transformation.

また世界は限りなく多様であり、現実の人間は限りなくデリケートである。
The world is endlessly diverse, and real people are endlessly complex and subtle.

その心をつかむことは並大抵ではない。
Reaching another’s heart is no easy feat. 

そうした人類の多様さと時代の変化に即して、成仏のため、広宣流布のために、自在に知恵を発揮していかねばならない。
In response to such human diversity and the rapidly changing times, we need to be able to bring forth abundant wisdom to lead others to enlightenment and realize kosen-rufu. 

その知恵こそ慈悲の表れでもある。
Such wisdom is also an expression of compassion.

どんな深遠な理論を説いても、実際に人々がわからなければ何にもならない。
You may talk about the most profound theories, but doing so will have little meaning if no one understands them.

また、これまでの習慣や表現、言葉を、ただ押しつけるだけでは、かえって仏法の偉大さを誤解させてしまう場合も少なくないであろう。
And just insisting on using old ways of doing things, expressions or language often leads to giving people the wrong impression about Nichiren Buddhism and its true greatness.

それでは無慈悲に通じるし、厳しくいえば、全人類を救わんとされた御本仏のお心に、そわなくなってしまうことを注意せねばならないだろう。
That not only constitutes a lack of compassion for others, but, quite frankly, violates the spirit of the Daishonin, who sought to lead all people to enlightenment.

また仏法用語は、長い仏教史の間に形成され、定まってきたものであるが、
Buddhist terminology developed over long centuries of Buddhist history.

それをそのまま、仏教の伝統の浅い社会に伝えても、真意はわからない。
But you can’t expect people in cultures without that tradition to understand its true meaning.

真意と深義をもっとも的確に伝えられる表現が必要となってくる。
In cases like this, we need to come up with expressions that more accurately and understandably convey the intent and meaning. 

ここに「世界広宣流布」への苦心がある。
This is one of the great challenges of worldwide kosen-rufu.

(省略)

もっとも根源の真理を説いたがゆえに、もっとも自在に価値を創造していけるーーそれが日蓮大聖人の仏法なのである。
Because Nichiren Buddhism teaches life’s fundamental truth, we can limitlessly create value. 


そして、もっとも根本の道理を示したがゆえに、だれ人にも納得のできる実践をしていける。
And because it is grounded in reason, it offers a practice that anyone can understand and accept. 

それが、この正法なのである。
That is the essence of the correct teaching.

引用元:『幸福と平和を創る智慧』27-6/“The Wisdom for Creating Happiness and Peace”

* * *

どうでしたでしょうか?

これを読んだとき、ある内容がぱっと頭に浮かびました。

それは、以前アメリカSGIが、ワールドトリビューン紙上に掲載していました仏具の意義 について」です。あの記事は、まさしく今回の話している内容を体現しているかのような記事ですね。


そこには、仏具のルーツや意味合いをただ説明するだけでなく、その根底にある一番大切な視点がおさえられていて、日本人の私たちにとっても新鮮な切り口で、とても考えさせられる内容です。

このブログでもご紹介しておりましたので、ご興味がありましたら、是非そちらもご覧くださいね。→ 仏具の意義とはなんだろな。〔#174〕  


あ、そういえば、話はかなり飛びますが、

最近ミルクティーにはまっていまして、シナモンたっぷりのあったかいミルクティーをポットにいれて、小さなカップでちょこちょこ飲んでいます。

あったかい飲み物はいいもんですなぁ。

ちなみにスコーンも手作りです。

・・ステラおばさんと呼んでください。笑。

みなさんも、あったかいものを飲んでね。

風邪ひかないように!

アディオス!



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