みなさん、こんにちは。
さて、今回は、皆さんの大好きな「御書」のお時間です。
さて、今回は、皆さんの大好きな「御書」のお時間です。
御書ってな〜に?という方、
ぜひ、ここらへんから読み進めていただくと嬉しいです。
そんなのめんどくさいと思われる方はここから(笑)。
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早い話をしますと、
御書とは、日蓮大聖人がしたためられた書き物のことで、教義やお手紙など、それを全部ひっくるめて「御書」と呼びます。
ここでは、
「この『御書』英語でどう言うのか」をみんなで一緒にみていければと思っております。
結構面白い発見がいっぱいあります。
馴染みのない方もいらっしゃるかとは思いますので、今回はさわりとして、
気軽にお茶を飲みながら英訳御書の面白いところを一緒にみていきましょう!
「御書」の表題は英訳すると拍子抜けするほど簡単になる。
表題に限らず、内容も英訳になると
とってもシンプルになるケースが多いですね。
英語訳の御書を初めて手にしたとき、嬉しくなってさっそく好きな御書の文を照らし合わせたとき、あまりにシンプルに書かれていて、どこかみつけられなかった経験があります。(笑)
「ごにょごにょっと来て、そんでもって・・・あれれ、通り過ぎちゃった。(笑)」という感じで。
御書は日本語で書かれていると言っても、時は鎌倉。
我々が御書で目にする文は古文と同じく、現代語ではなじみのない、そのまま読んでも分からないことが多く、ついつい通解(現代語に訳した文)を参照してしまいます。
その点、
英訳は自分の英語力にもろ左右されますが(笑)、
そのまま読んでもある程度理解できるようになっております。
そこで、大好きな御書の一節を英語でどういうのか調べますと、
まあ、確かに英訳するとそうなるよね~となりますが、
シンプルすぎて逆にピンとこない(笑)時も多々あり。
海外の学会員さんたち(SGIメンバーと言います)の体験発表など、最近目にする機会が多くなっていますが、
この御書の一節を抱きしめて頑張ったという御書が、あまり日本人は選ばない箇所だったりすると新たな発見が出来て嬉しくなりますし、
また、どの国でも同じ御書の一節が好きだと言われると、それはそれで、やっぱりそうだよね~と嬉しさが倍増してしまいます。
どっちでも楽しめちゃう。
どうでしょうか。
ちょっと興味がわいてきましたでしょうか(笑)
うふっ。
では、始めていきます。
表題の英訳はだいたいパターンがきまっており、日本語より簡単です。
御書 パターン1/Letter to
個人に宛てられたお手紙はどんなに難しくても、
だいたい「letter to」なんちゃら(人の名前)です。
日妙聖人御書は Letter to the Sage Nichimyo
義浄房御書は Letter to Gijo-bo
では質問。「兄弟抄」は?
ヒント:英語で兄弟は「ブラザーズ」。
よって、正解は、
Letter to the Brothers
「ブラザーズへのお手紙」となります。
御書 パターン2/Reply to
頂いたお手紙に返答しているものは、
だいたい「Reply to」なんちゃら(人の名前)です。
波木井三郎殿御返事は Reply to Hakiri Saburo
最蓮房御返事は Reply to Sairen-bo
御書 パターン3/Letter from
そして、地名がついている御書は
だいたい「Letter from」なんちゃら(地名)です。
寺泊御書は Letter from Teradomari,
では質問。
佐渡御書は?
地名は佐渡ですから、
正解:Letter from Sado です。
簡単ですね。
御書 その他/手紙の要点がそのまま表題になったもの
ここからは、
パターンからはずれたタイプをご紹介します。
英訳御書で面白いなと思うところは、
表題だけで何が書いてある御書かが分かるものがあります。
特に有名な御文が載っている手紙は、
「Letter to」や「Reply to」ではなく、
要点がそのまま表題になっているものがあります。
例えば、
「妙一尼御前御消息」の英語タイトルは、
「Winter Always Turns to Spring」。
Winterは「冬」、Springは「春」ですので、ご存知の方も多い「冬は必ず春となる」が書かれているお手紙だとすぐわかるようになっております。
(この御文は別の機会で取り上げます)
もっと要点が表題になったものと言えば、
「四条金吾殿御返事」の中で、英語タイトルが
「Happiness in This World」
となっているものがあります。
どんな状況でも法をよりどころとしていける人生って幸せですよねっていう内容。
なんだかピンとこられた方がいらっしゃるかもしれませんが、
「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき・・・」が書かれているお手紙になります。
(この御文は別の機会で取り上げます)
妙一尼や四条金吾にあてられてお手紙は多いので、
英訳御書の方が探している御文を見つけやすいかもしれません。
話しは戻りまして、
「確かに英訳するとそうなるよね~」という、
とってもシンプルになるの代表格の表題を上げていくと、
「開目抄」は、
「the opening of the eyes」といいます。
openは「開く」、eyeは「目」ですから、
「目を開く」⇒つまり「開目抄」という御書になります。
「撰時抄」は、
「the selection of the time」といいます。
selectionは「選ぶ」、timeは「時」ですから、
「時を選ぶ」⇒つまり「撰時抄」という御書になります。
そのままです。
「祈禱抄」にいたっては、
「On prayer」といいます。
ボンジョヴィです(笑)。
これもそのまんまですが、
「祈禱」って漢字が難しいので、なおさらシンプルにきこえてしまいます。
どうでしたか?
あまり面白くなかったらすみません(笑)
私は、爆笑とまでいきませんが、
比較すると「へぇ~」ということが多いのでそこに興味を持ち、
たま~に英訳御書を読んで(ながめて?笑)います。
これから英語で御書を読もうとされる方は、
いきなりだと英語に圧倒されてしまいがちですが、
このように少しずつ興味のひくところを、とっかかりとして始めてはいかかでしょうか。
結構興味深いですよ。
「この御書英語でどう言うの?」もいろいろな角度からちょっとずつUPしていきますので、お待ちくださいね。
では!