海外の「家庭訪問」事情。〔#252〕

創価学会、海外の「家庭訪問」事情。パート1
海外の「家庭訪問」事情。



みなさん、こんにちは。


今回は、「家庭訪問」について海外ではどんな感じでやっているのか、みんなで一緒にみていきたいと思います。


家庭訪問とは、ご近所の学会員がご近所の学会員さんのご自宅に行って、「最近調子はどうよ」って声をかけたり、お菓子やみかんを配ったり(・・違うか。笑)というイメージでしょうか。

家庭訪問は英語で「home visitation」といいます。そんな玄関先でおしゃべりすることもそうですが、じっくり話を聞いたり、相談するようなものもあります。そういうのはどちらかというと個人指導「personal guidance」と呼ばれていますかね。「家庭訪問で個人指導を受ける」とか、そんな言い方をしたりします。


さあ、アメリカではどうでしょうか。

すごいポップに踊りながら活動してそうな印象を受けますが、この記事によると、だいぶちゃんとしています。

もちろん、ポップにコーヒーを一緒に飲んでいたりすることもあると思いますが、どちらかというと今回は、個人指導をするバージョンのようです。

そして、こういう記事を出すというのはとてもいいと思いますね。

何度もいいますが、アメリカって日本人が「そんなの当たり前」「言わんでもわかるだろ」と思うことでも、きちんと文章で伝えます。

「察する」のを美徳とする日本人には、少々くどいように見えますが、言いたいことはきちんと言葉で「伝える」という視点は、学べるところも多いですね。やり方が丁寧に書かれています。

言葉も文化も違うアメリカの地で、「創価の伝統」-家庭訪問がどう根付いているのかが垣間見れる、興味深い記事となっております。

さあ、アメリカはどうしているのでしょうか。

ワールドトリビューン紙(July.12.2019)より引用


Adin Strauss
SGI-USA general director
アメリカSGI アディン・ストラウス理事長


Recently, I visited a member who has been facing severe career challenges. I had spoken to him on the phone a number of times and could tell his spirits were lagging. So I went to meet him face to face. When we got together, the first thing we did was chant Nammyoho-renge-kyo. Then, I listened to him share his struggles, and together we studied specific guidance from The Writings of Nichiren Daishonin and SGI President Ikeda pertaining to his situation. We discussed numerous examples of how President Ikeda transformed his difficulties using faith. 

先日、私は仕事で深刻な問題に直面しているメンバーを訪問しました。電話では何度も話をしていましたが、彼の生命力が弱くなっているのがわかりましたので直接会いに行ったのです。彼と会い一番最初にしたことは、南無妙法蓮華経とお題目を唱え、そのあと、彼の苦闘ぶりを聞き、そして一緒に大聖人の御書や、池田SGI会長の書物から彼の状況に関連している指導を学びあいました。池田先生がこの信心でどのように困難をのりこえたのかというたくさんの例を一緒に話しあったのです。

While on the visit, I was also able to meet this member’s spouse and express my gratitude for her support. After chanting and speaking together, the member became more positive. And as I spent time with them and learned the reality of their lives, I left convinced that the member, with the determination and support of his wife, would definitely win.

訪問する中で、配偶者の方にもお会いし、彼女のサポートに対しても感謝を表しました。一緒に題目をあげ話をしていくと、このメンバーはだんだん前向きになっていきました。彼らと一緒の時間を過ごすにつれて、彼らの現状がわかっていき、彼の決意、そして彼の妻からのサポートを受け、このメンバーは間違いなく勝つと確信しました。 


(Q: What is the most important thing to keep in mind when doing home visits? 家庭訪問をする上で、留意すべき一番大切な点はなんでしょうか

The most important thing is to listen and be totally focused on the person while you’re with them. Because we’re human, it’s easy to go into a mindset of: This is the person’s problem, and this is my solution. In order to avoid this, we have to listen carefully and hear what’s actually going on in their lives. 

最も重要なことは、一緒にいる時はその人に耳を傾け、完全に集中することです。私たちは人間なので、これがこの人の問題で、これがその解決方法だーと、簡単に決めつけてしまいがちです。これを避けるために、実際に彼らの生活で何がおきているのか、しっかりと耳を傾けて聞く必要があります。

It’s also crucial to be polite and gracious to the people supporting the person you’re visiting. It could be their partner, or their roommate, for example. Even if the roommate is playing video games in the living room when you enter the home, you should still thank them! And if a member’s partner does not practice, we should really thank them. In The New Human Revolution, President Ikeda is always demonstrating appreciation for people who are not practicing; his spirit is to express care equally for everyone. 

また訪問した人をサポートしている人たちにも礼儀正しく丁寧に接する事もとても重要です。例えば、彼らのパートナーや、ルームメイトなどです。たとえ家に入った時にルームメイトが居間でビデオゲームをしていたとしても、彼らにお礼を述べるべきでしょう。もしそのパートナーが信心をしていないならなおさらです。新人間革命の中で、池田先生は信心をしていない方にいつも感謝の意をあらわしています。みんなに等しく配慮する精神です。


(Q: How did you learn the Soka Gakkai spirit to treasure the person in front of you? 目の前の人を大切にするという学会精神をどのように学んだのですか

I learned it from how I was encouraged in the beginning of my practice. I was stubborn and headstrong at the time, so it took a team of six or seven people to help me to start and then continue practicing. I felt they really cared for me.

信心しはじめた時に自分がどのように激励を受けたのかというところから学びました。当時、私は頑固で頭が固かったので、信心をし始めて、続けていけるように6人か7人のチームで支援してくれました。彼らは本当に私を気にかけてくれていると感じました。

President Ikeda writes, “The human warmth of a senior’s sincerity and care for each individual is what raises capable people and provides them with nourishment in faith” ( The New Human Revolution, vol. 26, p. 271). While I don’t remember any Buddhist concepts from the first eight months of my practice, I remember the camaraderie and care the members showed me.

池田先生は、「先輩幹部の一人ひとりへの真心、思いやりが発する、心の温もりのなかで、信心の滋養を吸収し、人材は育っていくのである」(新人間革命26巻)と述べられています。信心をし始めの8か月間はどんな仏教の概念も覚えていませんが、メンバーが示してくれた友情と思いやりは覚えています。


(Q: What are three things you keep in mind as you prepare for home visits? 家庭訪問の心構えとして心がけておきたい3つのこととは何でしょうか

1. I chant Nam-myoho-renge-kyo before the visit to be able to move the heart of the person and advance kosen-rufu through my encounter with them. 
2. I get in touch beforehand to make sure all of the details of the visit are solidified. 
3. I try to go together with another person who can support in the follow-up and consistent care of the member I am visiting.

1. この出会いで広宣流布が前進するよう、その人の心を動かせるよう、訪問前にお題目をあげます。
2.訪問の詳細が決まったら、前もって連絡をとります。
3.訪問するメンバーへのフォローアップや、支援し通せる誰かと出来るだけ一緒に行くようにします。


(Q: How do you encourage a member who is really struggling? 悪戦苦闘しているメンバーをどのように励ましますか?

While there are many different varieties of “I’m struggling,” I always try to direct people to the Gohonzon, Nichiren Daishonin’s writings and President Ikeda’s guidance. However, if that person’s life state isn’t open, regardless of what I share, it may not penetrate their lives.

「悩んでいる」にはいろいろあると思いますが、私はいつも御本尊、大聖人の御書、そして池田先生の指導に直結するように努めています。しかし、もしその人の生命状態が閉ざされているようなら、何を伝えようとしても、その人の命に染み込んではいかないかもしれません。 

So, first, I ask that we chant Nammyoho-renge-kyo together. I look at the condition of their altar and how they are chanting. Are they chanting with focus and conviction? Or are they getting up, walking around or checking their phone while chanting? I do not hesitate to point out things I notice, if I feel it will help them break through.

そこで、まず一緒にお題目を唱えるようお願いします。仏壇の状態や、どう題目をあげているかを見ます。集中して、確信をもって題目を唱えているだろうか、席を立って歩きまわっったり、唱題中に携帯をみていたりしていないだろうか。もし困難を打ち破る助けになると思ったら、気が付いたことをちゃんと指摘するようにしています。

And when I do share, I do so with conviction. The most important thing is to share with conviction based on our own experiences in faith. The conviction we share will give them confidence that they can win.

そして、私が話をする時は、確信をもって話ます。最も重要なことは、信心において自分の体験に基づいて確信していることを話すことです。私たちが話すその信念は、彼らに勝てるんだという確信を与えるはずです。



(Q: What is the goal of home visits? What makes them victorious? 家庭訪問のねらいとは何ですか?何が彼らを勝利させるのですか?


A home visit is victorious if the person is genuinely encouraged. Something concrete should come out of the home visit. For example, if during the visit, the member has decided to challenge chanting an hour in the morning, that is a concrete takeaway. The person, of course, must set that goal him or herself. With that in mind, I chant powerfully for them afterward, and follow up to find out how they have progressed, and ensure they are nourished in faith. 

その人が本当に励まされていたら、家庭訪問は勝利です。家庭訪問から具体的な何かが出てくるはずなのです。たとえば、訪問して、メンバーが朝1時間唱題に挑戦しようと決意したなら、それは具体的な成果です。もちろん、その人は自分でその目標をたてないといけません。それを念頭に置いて、この後、彼らに対しお題目を力強く唱え、彼らがどう進歩したのか、確実に信心を育めているのかを確かめるために、フォローアップをします。


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さあ、どうでしたでしょうか。

すげーちゃんとしてんなぁ、というのが正直な感想です。笑。

アメリカは個人主義だとか、合理主義だとか、自分勝手だと言われることが多いですが、そんなアメリカの地で、これだけ同志を気にかけ、一緒に頑張っていこうと励まし合う姿は素晴らしいなあと思います。

そしてこのように、一つのサンプルというか、一般論ではなくて具体的なやり方を出してくれているということがとてもいいですね。

役職を持っている人が、「何のために家庭訪問をするのか」「どうすればいいのか」というところを見誤ることなく自分なりに取り組むことができます。ポイントをおさえた記事というのはそういうものですね。



素晴らしき人生を!



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