創価に人材はいないのか。〔#246〕

人材とは


いや、人材はいないわけではない。必ずいます。要は幹部が、見つけられるかどうかです
"I disagree," Shin'ichi said. "Capable people definitely exist. The question is whether our leaders can find them."

人間というのは、どうしても、自分の尺度でしか人を評価できなくなってしまう。たとえば自分が理論的なタイプだと、理屈っぽい人の方が人材に見える。逆に、自分があまりものを考えずに行動するタイプだとすると、同じタイプの人が人材に見える。また、自己中心的で、俺が、俺がという思いが強いと、人の功績も、長所もわからず、欠点ばかりが目についてしまうものです。
People can't help judging others according to their own standards. If you're logical and systematic, for example, you'll probably see ability in those who are also methodical and analytical. On the other hand, if you're impulsive and not prone to giving matters much thought, you'll tend to regard those who have similar tendencies as capable. Also, if you're extremely self-centered and full of your own importance, you cannot appreciate people's strengths or good points. Instead, you'll see only their faults.

結局、人材を見つける目というのは、人の長所を見抜く能力といえるのではないでしょうか。それには、自分の境涯を開いていく以外にありません。
"Ultimately, the ability to find capable people depends on whether we can see others' strengths. And the only way to do this is to develop our own life condition.

私には、むしろダイヤモンドのような人材が集って来ているように思える。後はいかに訓練し、磨くかです。ダイヤを磨くには、磨く側もダイヤモンドでなければならないし、身を粉にしなければならない。今、私は、それを全力で行おうと思っているのです」
"If anything, I feel we have a multitude of capable members, each like a precious diamond. They simply need to be polished. It takes a diamond to polish a diamond. That's why we have to devote every ounce of our being to this task. This is what I am trying to do with all my might right now."

引用元:新人間革命(2)錬磨25/The New Human Revolution vol2 Training 25


過去に、尊敬してやまないハゲたじーちゃんの話を何度か登場させていますが、

じーさんの話:
今を生きる人〔#188〕
過去に生きる人、今に活かす人〔#231〕


「ダイヤを磨くには、磨く側もダイヤモンドでなければならないし、身を粉にしなければならない。」

これを読むと必ずこのハゲたじーさんの顔が浮かび上がります

みんな、ある程度出来上がった人材を求めてしまいがちだけれど、そういうことじゃないんだということが彼の行動からわかるのです。

じーさんには、目の前の若者を必ず人材に育てていこうという祈りがこもっています。すっぽかされても何されても、彼の眼差しは変わらない。

だから、じーさんの信心に若者がついてきます。


渾身の力を振り絞らずして、人の育成はできない。生命から発する真心と情熱のほとばしりのみが、人間を触発し、人間を育む。

One cannot foster capable people without investing full energy and effort. Only with passion and sincerity that wells forth from the depths of life can one inspire people and help them grow.
新人間革命(1)旭日 35/The New Human Revolution vol1 Sunrise

人材を育てていくということは、己が人材であり続けようとする不退の精神の現れなのだということを。

いつまでも広布のお役に立とうとすることは、そういう姿のことなんだと思うのです。


素晴らしき人生を!



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