この御書英語でどう言うの その(3)  〔#024〕

みなさん、こんにちは。

さて、箸休めとして軽〜い気持ちでご紹介している

「この御書英語でどういうの」シリーズですが、

皆さま意外と

「英語でなんていうのか」を探されている

ようですので、ここでちょっと有名な御文を英語で

いくつかご紹介してみようと思います。

(『英語で創価』のマニア向けですので(笑)、
ご興味のない方はすみません。さらっと流してください。)

湿れる木の英訳







初級編(超有名御書)


▶「・・湿れる木より火を出だし
 乾ける土より水を儲けんが如く強情に申すなり」
 「・・praying as earnestly as though to produce
 fire from damp wood, or obtain water from parched ground」

 呵責謗法滅罪抄(かしゃくほうぼうざいめつしょう)
 (Rebuking Slander of the Law)

この御文は学会員であればそこらへんに歩いている
ばーちゃんでも暗記している御文です。
しかしながら「呵責謗法滅罪抄」って難しいタイトルですね。

▶「・・苦をば苦とさとり 楽をば楽とひらき
 苦楽ともに思い合わせて 南無妙法蓮華経とうちとなえ
 ゐ(い)させ給え、これあに自受法楽にあらずや、
 いよいよ強盛の信力をいたし給え」
 「..suffer what there is to suffer, enjoy what there is to enjoy.
 Regard both suffering and joy as fact of life, and
 continue chanting Nan-myoho-renge-kyo,no matter what happens.
 How could this be anything other than the boundless joy of the Law?
 Strengthen your power of the faith more than ever」

 四条金吾殿御返事(しじょうきんごどのごへんじ)
 (Happiness in This World)

たびたび出てきます、この四条金吾殿御返事。
この御返事自体は非常に短いものですが、
これもそこらへんに歩いているじーちゃんでも
知っている御文です。
四条金吾(日蓮(大聖人)の門下)が同僚から
憎まれ、上司から冷たい待遇を受けて窮地に陥って
いる四条金吾に「本当の幸福とは何なのか」(←ここから
英語のタイトルがきているものと思われます)
「真の人生の楽しみとは何なのか」を伝えている
御文となっております。
さすがだなと思うところは、
苦がないようにと言っているのではなく、
苦しいときは落ち込んで、状況がよくなれば舞い上がって、
悩みがないから唱題をしませんという、
「状況にふりまわされる生き方」ではない、
弱い命でも人生を楽しめない、
ありのままで、そこから仏界の生命をだしていくこと
これが人生の浮き沈みを越えていく力になるよと
と伝えているところです。

▶「ただ心こそ大切なれ」
 「It is the heart that is important」

▶「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」
 「Employ the strategy of the Lotus Sutra before any other」

 四条金吾殿御返事(しじょうきんごどのごへんじ)
 (The Strategy of Lotus Sutra)

これも四条金吾あてに書かれた御文ですが、
英語のタイトルが「何の兵法よりも」という内容に
連想しやすいタイトルとなっております。

▶「法華経を信ずる人は冬のごとし
 冬は必ず春となる」
 「Those who believe in the Lotus Sutra are as if in winter, but winter always turns to spring.
 妙一尼御前御消息
 (Winter Always Turn to Spring) 

冬は必ず春がとなる、これも非常に有名な御文ですね。
冬の次が春となるのは自然界でのリズムですが、
人の命のリズムも、春に変えていけるリズム、
仏界のリズム(十界を参照)を自分で実践することが
大切なんだとおもいます。

▶「大地はささばはづるとも虚空をつなぐ者ありとも
 潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも
 法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず
 「though one might point at the earth and miss it,
    though one might bind up the sky,
    though the tides might cease to ebb and flow and
    the sun rise in the west, it could never come about
    that the prayers of the practitioner of the Lotus Sutra
    would go unanswered.」

 祈禱抄(きとうしょう)
 (On Prayer)
 
 私の大好きな祈禱抄、ボンジョビ(詳しくはその(1)参照)
 からのご紹介です。

どうでしたか?
日本語だけでなく、ぜひ英訳での御文もチェックしてくださいね。



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