アメリカ人のアメリカ人による学会指導 〔#180〕

あめりか~ん
あめりか~ん


みなさん、こんにちは。

今回は、アメリカ人の質問にアメリカ人が答えている記事をご紹介します。

以前
にも、何度かこういうのを取り上げていましたね。

過去の記事を参考に載せておきます。ご興味のある方は是非。


さあ、今回の質問とは?



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(質問3)私はいつも自分自身の至ならさを責めています。どうすればこの傾向性を変えることができるでしょうか?/I feel like I’m always putting myself down. How can I change this tendency?
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第一印象として、「へえー、アメリカ人もこんな風に悩むんだねぇ。(だいぶ失礼)」と思いました。笑。


「なんでいつも自分はこうなんだろう、なんで出来ないんだろう」とかって、結構共通する悩みなのかもしれませんね。

さて、日本だったら何て声をかけるでしょうかねぇ。

「まずお題目をあげていこうよ!人間革命をしていこうよ!そうすれば全部いい方向に変わっていけるよ。」パステルカラーのカーディガンを着ている、キュートなお姉さんの声が聞こえてきそうです。

たぶん、それで合ってると思うのですが、アメリカ人のバージョンはどうでしょうか。

ちょっと回答を一緒に見ていきましょう。

アメリカ人バージョン(回答)


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分自身を責めたり、見下したりしてはいけないと理解するのは容易ですが、実際には、変えることが困難な根深い傾向性であるといえます。では、どうすれば変えることができるでしようか?

Though it’s easy to understand why we should not put ourselves down, in reality, it’s a deep-seated tendency that can be difficult to change.
So how do we change it? 

仏法では、一人一人はとても貴重で、かけがえのない存在であると教えています。自分の欠点ばかりに焦点を当てるのではなく、どうすれば自身のプラス面や独自性を引き出すことができるかに的をしぼるべきでしょう。その第一歩は、御本尊に真剣に唱題していくことです。
Buddhism teaches that each person is precious and irreplaceable.
The first step is to earnestly and consistently chant Nammyoho-renge-kyo to the Gohonzon.

次に、いつも自分自身を変えていくように努力することです。自身の弱点にこだわるのでなく、むしろ、プラス面をさらに強化していくように祈ることが大切です。
Next is to be committed always to improving ourselves. Rather than dwell on our weaknesses, chant to strengthen those positive qualities about ourselves.


池田先生は、このように言われています。「祈りーそれは、あきらめない勇気だ。自分には無理だと、うなだれる惰弱さを叩き出す戦いだ。”現状は変えられる!必ず!” 確信を命の底に刻み込む作業だ。(中略)自らを信じよ!卑下するなかれ!卑下は仏法への違背だ。胸中の仏界への冒涜だからだ」(聖教新聞、2004年10月10日号)
SGI President Ikeda states: “Prayer is the courage to persevere. It is the struggle to overcome our own weakness and lack of confidence in ourselves. It is the act of impressing in the very depths of our being the conviction that we can change the situation without fail . . . Believe in yourself! Don’t sell yourself short! Devaluing yourself is contrary to Buddhism, because it denigrates the Buddha state of being within you”  

自分自身の生命を尊ぶのが重要であるとともに、もうーつ大事なことは、他の人がその偉大な可能性を顕すために、あたかも自身の生命と同じように、最大の努力を惜しまずに激励することです。日蓮大聖人が、「譬えば人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(御書1598㌻)と述べられているように、他のメンバーの信心を激励しサポートすることによって、自分自身の欠点を克服することがより容易になるものです。
Just as important as valuing our own life, another step we can take is to make efforts to help others reveal their own tremendous potential. Because we are all interconnected, when we respect and support others, we are doing the same for our own lives. Just as Nichiren Daishonin states, “If one lights a fire for others, one will brighten one’s own way” (“On the Three Virtues of Food,” The Writings of Ni ch ir en Dais hon in, vol. 2, p. 1060), we often find that it’s easier to overcome our own shortcomings when we are engaged in empowering others and supporting them in their Buddhist practice.

もうーつは、「行動を起こすこと」です。それが御本尊の前で唱題することでも、他のメンバーを激励することでも、また何かを成し遂げようと技術を磨いているときでも、確信を鍛えるためにベストな方法は、常に行動を起こすことに尽きます。(省略)
One last suggestion: Take action. Whether it’s sitting in front of the Gohonzon to chant, supporting another person, developing a skill or striving to achieve something, the best way to develop confidence is to consistently take action...



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どうしたか?

もちろん基本的な抑えどころはどこでも同じかもしれませんが、もっとより具体的な印象を持ちます。

それを「どうとらえるのか」、「なぜそうとらえるのか」、そして、「どうすればいいのか」。

この「ホップ」・「ステップ」・「ジャンプ」がより明確に感じますね。行動に移しやすくなります。

そして、何と言いますか、「自他不二」の考え方がちゃんと入っています。

人の前に灯をともした分だけ、自分の前が明るくなるというこの原理。この原理こそ、この指導の核になっていることが分かります。

なんでも真似する必要はありませんが、参考にしてみてください。

では!



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