会則の改正について、海外での反応は? 〔#118〕

どこからか、とてつもなく怒られそうですが、

興味がある方もいらっしゃるようですので、

「会則が改正になった」という点について、

海外でどのような反応があったかを取り上げたいと思います。

といっても改正は結構前の話ですが。。


ご存知ない方も、もしからしたらおられるかもしれませんが、

創価学会には会則がありまして、

何をする団体なのかを明示したものが載っております。


まあ、普通にしてたら、あまり会則をまじまじ眺めることはしないと思いますが、


2013年の11月に、今までの「創価学会会則 教義条項」の部分が一部改正になったことにともなって、一躍脚光を浴びる形となり、多くの人のいろんな意見が飛び交いました。

実際に改定の趣旨が細かく載ったのは、

聖教新聞2014年の11月8日ですが、

この改定はこの後すぐに世界中に発信されています。

実際に、アメリカのワールドトリビューン紙には見開き2ページにこの改定の内容が大々的に掲載されていたようです。



ワールドトリビューン2014年12月

それに伴い、どんな反応があったのか、

世界のいろんなサイトを可能な限り見て見ましたが、

この会則変更に対して活発に意見が飛び交っているところはありませんでした。

かなり静かに見守っている感じです。

(もちろん否定的な意見が載っているのもありましたが、カルトだ洗脳だって叫んでいるだけで、残念ながらあまり参考にはなりませんでした)

もっと中にいる人たちの生の意見も聞きたいと思い、アメリカの友人にも聞いたところ、

この時期にさまざまな形でこの変更に対しての説明と質疑応答が出来る機会があったそうです。

さすがアメリカですね。


そのような対応をみせたせいもあるのか、

この件で白熱した記憶はないようです。


むしろ、日本の国から世界の教団として、枠組みをもう一度見直したことに対しては海外の方が受け入れやすいのかもしれません。


でもちょっと温度差があるでしょうか。


なぜここまで温度差がでるのか



受け取り方が違うにしても、なぜここまで温度差があるのでしょうか。


実は、ちょっとわかるような気がするのです。


それは「英訳」です。


当然、内容は同じなのですが、

日本語から英語で伝える際におきる、微妙なニュアンスの違いがあるような気がします。


本当に微妙な部分です。

ちょっと紹介しましょうか。



例えばこんなところで現れます。

* * * * * * * * * *

(日本語):
したがって、会則の教義条項にいう「御本尊」とは創価学会が受持の対象として認定した御本尊であり、大謗法の地にある弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません。

(英語):
Therefore, the “Gohonzon” in Chapter 1, Article 2 refers to the Gohonzon recognized by the Soka Gakkai as the object to be accepted and upheld. The Soka Gakkai does not regard the Gohonzon that was inscribed in the second year of the Koan era (1279) and is located at Taiseki-ji, now a center of slander of the Law, as the object to be accepted and upheld in terms of actual practice. (英語からの日本語訳):したがって、第1章、第2条における「御本尊」とは創価学会が受持の対象として認定した御本尊となります。創価学会は今は法に傷をつける中心となっている大石寺にある弘安2年に記された御本尊は、実際に活動する上で受持する対象とはなりません。

* * * * * * * * * *

ポイントは最後のフレーズの部分ですね。

実際自分たちが活動していく際に、今は同じ目的で一緒に活動をしていないところにある御本尊は受持の対象にはなっていないんですよというようなニュアンスで伝えています。

言っていることは日本語も英語も同じなのですが、

どうでしょう。

ちょっと英語の方がより丁寧に説明されている分、受け取る印象が変わるかもしれません。

残念ながら日本語の「弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません」という言葉だけちょっと有名になっちゃいましたね。


ね。

どうでしたでしょうか。

世界の人たちが参加するようになりましたからね。

普遍的な教義に対して、解釈の部分を検討しようとするのは良いのではないかと思っています。

ただ、改正をする際には慎重に、説明をする際にはアメリカSGIの取り組みなどを少し参考にしていただければちょっとイメージが変わるかもしれません。

では!



スポンサーリンク