G.Yamazawa |
さて前回、『This Is My Name』(世界青年部総会のオリジナルソング)を取り上げましたが、
そのコメント欄でもちょっと話をしております、日系のアメリカSGIメンバー「ジョージ・ヤマザワ」さんについてご紹介したいと思います。
今回の「This Is My Name」そして、「A Revolution in you」という楽曲でもラッパーとして参加されている方です。
詩人であり、ラッパーでもある若きスポークンワードの鬼才、一体どんな方なのでしょうか。
スポークンワードの世界
ところでみなさん、「スポークンワード」ってご存知でしょうか。
簡単に言いますと、「自分で作った『詩』を、みんなの前で『声』に出して表現する」ことです。
詩を作る「詩人」は知っていても、その詩を声に出して動かしていく、日本人に最もなじみのない(笑)分野ですが、「ポエトリースラム」といって世界大会もある、世界での認知度はとても高いようです。
スタンダップコメディーがマイク一本で笑いを取るのと同じように、スポークンワードもマイク一本で詩を語ります。
そんな人たちのパフォーマンスをしている姿は日本ではあまり知られていませんね。
なぜ日本では馴染みがないのか。
文化の違いですと言ってしまったらそれまでですが(笑)、
日本人はやっぱり「人の気持ちを察する」文化が土壌にあるので、それはそれで日本の素晴らしい部分として現れることもありますが、自分の思いは伝えようと努力しないと伝わらない部分もあることも事実です。
一方、人に伝えることの大切さ、「自分」を伝えようと努力することを「良し」とする文化の延長線上に、このスポークンワードの世界はある気がしますね。だから伝える側も、それを聴く側も「良し」としているから、芸術まで高めることができる。そんな気がします。
ジョージ・ヤマザワさんの世界
では、ジョージ・ヤマザワさんの話に戻りますが、
以前、アメリカSGIのyoutubeチャンネルに彼の体験談が載っていましたのでそれをご紹介します。
日本語訳をのせようと思いましたが、この語彙量を訳すのはちょっとキビシイので(笑)ちょっと流し見してみてください。スポークンワードの世界も見ることができますよ。
おわりに
どうでしたか?
ネイティブの人が心地よいと感じる詩は、スピードもそうですし、語彙も洗練されていたりするので、私には結構なハードルです。笑。
でも、こんなスポークンワードに「Oh, Yeah!」とか私も相槌をうってみたい。笑。
そして、この言葉で人を魅了する世界、スポークンワードにおいて、彼がトップの一人として君臨しているということに、とても意味があると思うのです。
どんな言葉を紡いでも、彼のフィルターを通して放つものの方が強い。
それは一体何故なんだろうって、人は思うかもしれない。
彼の土台となっているものは、何なんだろうって。
自分の戦うべき場所で奮闘している姿、とても美しいです。
では!